賴清德日前訪日被視為是繼李登輝之後,獲得日本最高重視與對賴期許寄望最深的一次。日本知名評論家、日本國家基本問題研究所理事長櫻井よしこ(櫻井良子)曾在賴清德日本演說後上台大力讚許、肯定頼清德深具國際觀、了解國際情勢。
櫻井良子23日再度撰文在「週刊新潮」雜誌發表指「對日本來說、賴清徳當總統、是非常符合我們(日本)的期望、是最理想的」。她並舉其和蔡英文曾見過數次的感想,她認為蔡是屬於學者型、有點像韓國的前總統朴槿惠。而蔡對中國的信賴比她想像的還強。
朴氏在政權開始兩年多後、信賴中國、依靠中國、對日本不關心、持冷淡的態度。當朴明白中國的真面目、想要來接近日本時、已為時已晚、朴氏失去了政權、她的戰略失敗也助長了國內的左派勢力 。
「明明就是民進黨、卻起用了中國人的政黨・國民黨的人來當幹部、國防部、如此重要的位置、居然也是用國民黨」櫻井認為,這些都充分的表示了蔡英文就是想要討好中國。蔡的態度是不想跟中國起衝突、想要試著用對話來解決問題。因為是學者、所以深思熟慮很多、無法當機立斷、往往就是把一些事情往後延。再加上經濟政策不佳、軟弱、無法決策…
「明年1月、萬一民進黨敗給國民黨、這不單純只是政權的交替、而是有非常高的可能、是國家的交替。台灣會從台灣人統治的台灣變成中國所統治的一省」。為此,在這一場蔡英文自己根本沒有辦法勝利的總統大選當中、相對而言賴清徳的勝率會比較高,蔡應該為了台灣,自己退出(民進黨總統初選)。她強力覺得此時蔡應該捨己、而去努力創造台灣人的未來…..
※櫻井良子「週刊新潮」全文(翻譯/在日台僑柴田瓊慧)
https://yoshiko-sakurai.jp/2019/05/23/8112
※「台灣危急、助力阻止中國的侵略」
週末、在東京・池袋的飯店、我採訪了台灣執政黨民進黨的前行政院長賴清德氏。 用一句話來形容他的話、我會說他是一個很爽朗的人。台灣出身的金美齡氏說「政界第一美男」、但我倒是覺得、他給我的印象是「穩重有智慧的人」。
賴氏今年59歲、本來是一個內科的醫生。後來轉移到政界、經歷過立法委員、台南市長、在2017年9月就任蔡英文政府的行政院長、今年一月他辭職、表明他要參戰明年的總統大選。
對台灣、頼氏懷抱著很強的使命感。可是在賴氏前面、有兩個光靠穩重智慧是很難跨過的難關。
① 民進黨內的初選
② 在明年的總統大選贏國民黨
首先民進黨內的競爭對手是現任的蔡總統(62歳)。雖然說在黨內的支持度是賴氏比較高、可是蔡氏猛烈的追上。在這激烈的選戰當中、賴清德從8日開始在日本待了5天。會見了森喜朗為首的三位前首相、還有自民黨裡面數十名的政要、完全顯現了他在政界的深厚人脈。日本的主要媒體也相繼報導、台灣方面也報導日本對賴氏的高度關心。這次的訪日之旅、有可能讓賴氏的選戰加分。
對日本來說、賴氏當總統、是非常符合我們的期望、是最理想的。
第一、賴氏不像馬英九氏所代表的國民黨的政治家一樣親中。 反而是在熊本地震時、比誰都快得拿著台灣的捐款、趕到災地來的一位非常親日的政治家。「台灣和日本之間有著像家族般的連結」如此告訴我的賴先生和我接下來會詳述的稍微對日冷淡的蔡氏之間比起來、實在是不同、讓我感覺到他的溫暖。對於這樣的賴氏、日本政界的期待也相當大。
對我所提問的來日目的是什麼的問題、賴氏如此回答我。
「台灣現在是最重要的時期、中國的威脅前所未有的嚴重、如果被中國的威脅打敗 、台灣將無法生存。我希望能夠跟台灣最親密的鄰國日本、共同享有包含中國的國際情勢方面的情報、資訊。這就是我訪日的目的」
■ 不放棄武力攻擊
習近平主席在今年1月2日的演講中、說了台灣應該要像香港一樣接受一國兩制、也要求承認九二共識、明言了他不會放棄對台灣的武力攻擊。 中國在05年3月的全代會當中制定了反國家分裂法、這個法就是說如果台灣想獨立的話、中國可以依法來執行武力攻擊。
賴式所說的「台灣如果讓中國併吞了、台灣海峽、巴士海峽就會變成中國的領海、那個時候、日本的安全保障也會面臨危機」這是100%正確的。對中國沒有絲毫幻想、外表穩重的頼氏、由這番話、可以看出他對於如此險峻的國際情勢有正確的認識。
針對台灣的情勢觀察之下、首先我感覺到的第一件事情是、台灣人沒有賴先生所說的危機意識。問卷調查顯示、因為對蔡政府的經濟政策失望、即使知道可能會被中國併吞、支持國民黨的人還是在增加。
經濟雖然有點不好但是忍耐、認為絕對不能讓中國併吞、所以無論在什麼情況下、也要支持台灣人的政黨、持有如此想法的人在現階段是少數。
明年1月、萬一民進黨敗給國民黨、讓國民黨拿回政權的話、這不單純只是政權的交替、而是有非常高的可能、是國家的交替。台灣會從台灣人統治的台灣變成中國所統治的一省。
如此斷言的理由是、國民黨的候選人、例如前國民黨主席朱立倫、還有被認為是比任何一位候選人都強的高雄市長韓國瑜、他們都有可能以促進台灣經濟成長為理由、而積極的跟中國簽訂和平協定。
※關於和平協定賴氏如此警告。
「絕對不能接受。看中國過去實際所做的事情就知道、這是非常清楚的。西藏和中國簽訂和平協定之後、不但沒有為西藏帶來和平、帶來經濟發展、反而是他們的國家被奪走、達賴喇嘛逃亡到國外。和平協定只會造成被中國凌虐的悲劇、絕對反對。 一國兩制也是一樣、台灣不變成第二個香港」
如果讓國民黨拿到政權、幾乎沒有任何意外的、和中國的和平協定就會成立。國民黨的政策是讓台灣走向亡國的道路上、即使賴氏如此努力的警告、台灣人還是朝向國民黨。
■ 台灣人的國家
由台灣主要媒體TVBS所作的民調顯示、 如果現在就舉行選舉的話、那將會是國民黨完勝。調查顯示蔡氏無論是國民黨的哪一位候選人都無法勝利、如果換成是賴氏、那勝利的機率會比較高。
可是蔡氏想挑戰再度連任的決意、完全沒有動搖。我和蔡氏見過了幾次、是屬於一個認真純粋的學者型。有點像韓國的前總統朴槿惠。首先我覺得她對中國的信賴比我想像的還強。朴氏在政權開始兩年多後、信賴中國、依靠中國、對日本不關心、持冷淡的態度。當她明白中國的真面目、想要來接近日本時、已為時已晚、朴氏失去了政權、她的戰略失敗也助長了國內的左派勢力 。
蔡氏拒絕中國所要求承認的九二共識、雖然還值得加分、可是她的態度仍然是不想跟中國起衝突、想要試著用對話來解決問題。 明明就是民進黨、卻起用了中國人的政黨・國民黨的人來當幹部、國防部、如此重要的位置、居然也是用國民黨、這些都充分的表示了蔡氏就是想要討好中國。雖然之後有換了幾個人、可是相信台灣人是沒有辦法接受的。
因為是學者、所以深思熟慮很多、無法當機立斷、往往就是把一些事情往後延。再加上經濟方面的政策不佳、軟弱、無法決策是不是可以說成是她失去國民支持的另外一個原因。如果一定要我說的話、在這一場自己根本沒有辦法勝利的總統大選當中、蔡氏應該為了台灣自己退出。
我強力覺得此時她應該捨己、而去努力創造台灣人的未來。
賴氏表示、如果他獲勝當了總統、他不會重新宣布台灣獨立、會加強台灣的軍力、會參加印太戰略、會加入TPP、也會為福島和其他東北的食品輸入、開創出一個圓滿的解決方法。
美國不論是白宮或者是國會都明確的表示要支援台灣、可以說是很明顯的就是事實上的支援民進黨。日本也是、應該提出讓台灣能夠成為台灣人的國家的協助方法。
我們必須要有一個、由官邸主導的、強力的台灣支援戰略。
※「 台湾が危ない、中国の侵略阻止に力を貸せ 」『週刊新潮』 2019年5月23日号日本ルネッサンス 第852回
週末、東京・池袋のホテルで、台湾の与党民進党の前行政院長(首相)、頼清徳氏に取材した。一言で言えば爽やかな感じの人物だ。台湾出身の金美齢氏は、「政界一の美男」と評したが、むしろ「穏やかな知性の人」という印象が先に立つ。
頼氏は59歳、元々内科医だった。政界に転じ、立法委員(国会議員)、台南市長を経て2017年9月に蔡英文政権の行政院長に就任、今年1月に職を辞し、来年1月の総統選挙に名乗りを上げた。
心意気やよし。しかし、頼氏の前には、穏やかな知性だけでは到底越えられないハードルが二つある。➀民進党内の選挙で党の候補者に選ばれること、➁本選挙で国民党に勝つこと、である。
まず民進党内の相手候補は現職の蔡総統(62)だ。党内の支持は頼氏優位だが、蔡氏が猛烈に巻き返している。その激しい選挙戦の最中、頼氏は8日から5日間日本に滞在した。森喜朗氏ら元首相3人を手始めに、自民党の要人数十人と会い、政界人脈をアピールした。日本の大手メディアも取材に走り、日本側の関心の高さは台湾でも報じられた。訪日によって、頼氏の選挙運動に弾みがつく可能性もある。
日本にとっても頼氏の台湾総統就任は非常に望ましい。第一に氏は馬英九氏に代表される国民党の政治家のような親中派ではない。むしろ熊本地震の時には、台湾の人々の義援金を抱えていち早く被災地に駆けつけた大変な親日家である。台湾と日本の間には家族のようなつながりがあるとも語る頼氏は後に詳述する蔡氏の少々冷めた対日姿勢とは異なるあたたかさがある。そのような頼氏への日本政界の期待も大きい。
来日の目的について問うた私に、氏は答えた。
「台湾はいま一番大事な時期にあります。中国の脅威はかつてなく深刻です。中国の脅威に押し潰されては台湾は生き残れません。台湾人にとって最も親密な隣国である日本と、中国を含めた国際情勢に関する認識を共有したい。私の訪日目的はそこにあります」
武力行使は放棄しない
習近平主席は今年1月2日、年頭の演説で台湾に、香港と同様の一国二制度を受け入れよ、92年合意(中国と台湾がひとつの国であると互いに認めたとする合意)を認めよと要求したうえで、台湾への武力行使は放棄しないと明言した。中国は05年3月の全国人民代表大会で反国家分裂法を制定済みだ。台湾独立の動きには法に基づいて武力行使するというのだ。
台湾が中国に併合されてしまえば、台湾海峡もバシー海峡も中国の領有する海になる。そのとき日本の安全保障は危機に直面するとの頼氏の指摘は、100%正しい。中国への幻想は一切なく、外見の穏やかさの背後に、厳しい国際情勢についての正確な認識があるのが見てとれる。
台湾情勢を見詰めるとき抱く懸念は、まず第一に、頼氏が表明したような危機意識を台湾の人々が共有しているとは思えないことだ。世論調査は、蔡政権の経済政策への失望から、中国に飲みこまれる恐れがあるにも拘わらず国民党への支持がふえていることを示している。経済が少々悪くてもいまは我慢して、中国に国を奪われないように台湾人の政党を支持しようと考える有権者は、少なくとも現時点では少数派である。
来年1月、万が一、民進党が敗北して国民党が政権を奪還すれば、単なる政権交替に終わらず、事実上の国家の交替となる可能性が高い。台湾人が統治する台湾から、中国人が統治する中国の一省としての台湾へと変わってしまうであろう。
そう断言する理由は、国民党の候補者、たとえば元国民党主席の朱立倫氏も、総統選に名乗りを上げる場合、どの候補者よりも強力だと見られる高雄市長の韓国瑜氏も、台湾の経済成長を押し上げるという理由で中国との平和協定締結に積極的であることだ。
平和協定について頼氏が警告した。
「絶対に受け入れてはなりません。過去の中国の実績を見れば明らかです。チベットは中国と平和協定を結びましたが、チベットには平和も経済発展ももたらされませんでした。逆に彼らは国土を奪われ、ダライ・ラマ法王は亡命しました。中国に苦しめられる悲劇の平和協定には絶対に反対です。一国二制度も同様で、台湾は第二の香港にはなりません」
国民党政権になれば、ほぼ間違いなく中国との平和協定が成立するだろう。頼氏が国民党の政策は台湾を失う危険の道に通ずると警告しても、国民の支持は民進党より国民党に向かっている。
台湾人の国
台湾大手のテレビ局TVBSの世論調査は、いま選挙が行われれば完全に国民党が勝利するという結果をはじき出した。調査では蔡氏は野党国民党のおよそどの候補者にも勝てない。頼氏なら勝てる見込みは少し高くなる。
だが蔡氏は再度総統職に挑戦する構えを崩さない。私は蔡氏に幾度か会ったことがあるが、真面目で純粋な学者タイプだ。韓国の前大統領、朴槿恵氏と少し似ている。まず、中国への信頼感が想像以上に強い。朴氏は政権発足から2年余り、中国を信頼し、中国に頼り、日本にはつれなかった。中国の正体をようやく理解して日本に接近したときにはすでに政権基盤が危うくなっていた。彼女の戦略的失敗は、国内で左派勢力の増長を許してしまった。
蔡氏は中国の要求する92年合意を拒否したところまではよかったが、中国とは摩擦を起こしたくない、話し合いで解決したいという姿勢だった。対中融和姿勢は、民進党の政権なのに、中国人の政党といってよい国民党の幹部を外相、国防相などの重要ポストにつけたことにも表れていた。その後、閣僚は交替させたものの台湾人には納得のいかないことだっただろう。
学者であったがゆえに、熟考することが多く、素早い決断ができず対応が常に後手に回った。経済運営の不器用さに加えて、決断できないことが、国民の支持を失ったもうひとつの理由でもあろうか。敢えていえば、勝ち目のない総統選から蔡氏は身を引く方が台湾のためになるのではないか。いまは己れを捨てて台湾人のための未来作りに集中するときではないかと思えてならない。
頼氏は、自身が選挙に勝てば、台湾独立の言葉は封じつつ、台湾の軍事力を強化し、日米印豪のアジア太平洋戦略に参加したいと述べた。TPPに参加し、福島をはじめとする東北の産品の輸入にも道を開きたいとも語った。
米国はホワイトハウスも議会も台湾支援を明確にした。事実上の民進党支援である。日本も同様に、台湾を台湾人の国とするための支援を打ち出すべきである。強力な官邸主導の台湾支援戦略が必要だ。